苦手克服への心構えとは

数学を克服するという強い気持ちを持とう

これまで私は何千人という子どもたちに数学を教えてきました。前にも述べましたが塾講師という性質上、どうしてもいろいろなしがらみにより、全員の苦手を克服するというわけにはいきませんでした。

 

それでも、私と一緒になって苦手だった数学を克服し、その後は自分自身の力で数学を学ぶ力をつけて卒業していった子どもたちも多くいます。

 

私は、苦手克服の取り組みをするときは、いつも子どもと保護者に

 

心構えを伝えておきました。

 

それは次の4つです。

@最低1ヶ月は数学の克服に集中し、計画立ててやりきること
A数学克服の道は険しいと理解すること
B保護者、家族一丸となってやり遂げること
C安易な方に逃げないこと

これらを順に見ていきましょう。

最低1ヶ月の計画を立てる

数学の苦手を克服するという目標を立てたら、それに向かって1ヶ月間の計画を立てます。

 

数学のテスト前にちょっと勉強して成績が上がるのは、克服とは言えません。また同じ悩みを繰り返すだけです。本当に克服をしたいのなら、

 

最低でも1ヶ月はかかると思って下さい。

 

何も1ヶ月間、数学だけを勉強しろというのではありません。むしろ今までの勉強時間にさらに数学を付け加えるのです。他の教科をないがしろにして、新しく苦手を作っては、本末転倒です。

 

1ヶ月をやりきるためにはまず、計画を立てることが重要です。それは具体的であればあるほど良いです。例えば、

 

毎日、夕食後の1時間を数学克服の時間にする

 

○月○日はテキストの○ページをしないとベッドに入れない

 

などです。そして、

 

絶対に予定変更をしないことです。今日は部活で疲れたから明日にしようとか、今日は日曜だから一気に予定より進めようとかしてはいけません。

 

明日に延ばすことをして、次の日はやることが増えて終わりきらなかったり、どんどん先延ばしにして結局いつの間にか計画自体も無くなったということだってあります。

 

日曜日などに「やり貯め」るのもダメです。一度やり貯めをしてしまうと、休みたいがために雑に勉強して量を増やそうとするからです。結局、勉強の質が落ちてしまいます。

 

大事なのは、習慣化することです。毎日の克服の時間は当たり前の日課とすることです。

 

数学克服の道は険しいととらえること

1ヶ月間の短期集中克服をしていて、みな途中で挫折しそうになります。または、調子が出ないときもあります。そんなときは、

 

克服の道は険しくて当然、だから乗り越える価値がある

 

と考えるのです。これまで自分を苦しめてきた数学は強敵です。ですからそれに打ち勝つことで自分自身が大きくレベルアップするのです。

 

1ヶ月頑張った後に、なにかしらご褒美があっても良いです。こう言うと

 

子どもが見返りを求めて勉強する

 

と反論する方もいるかも知れませんが(実際、教育評論家の尾木ママさんが主張されてますよね)、それでもいいのです。なぜなら、私たち大人も見返りを求めて仕事をしているのですから。

 

苦労したから喜びがあるというのは

 

当たり前のことです。それに、ご褒美のために1ヶ月間も頑張りぬけるというのは褒めるべきすばらしいことです。勉強の成果というのは目に見えにくいものです。目に見えるご褒美が一つくらいあってもいいではありませんか。

保護者、家族一丸となって克服すること

私は、保護者との面談の際に、子どもと一緒に親も険しい道を登るべきだと言います。例えば

@親も子どもが勉強している時間はテレビを消す
A親は全力で子どもの勉強をサポートする
B親も一緒にご褒美を設定する

こういったことです。親も何かしらの形で子どもの克服に付き合うことで、子どもは「親も頑張っているんだから」と頑張れるんです。子どもは1ヶ月頑張っているのに、親は横でテレビを見て…なんて説得力も何もありません。

 

ただ、神経質になる必要はありません。優しく、

 

調子はどう?や

 

すごいね!

 

と声をかけてあげるだけでも違います。

 

親も一緒に頑張ったご褒美を設定してもいいかもしれません。1ヶ月頑張った後には家族で○○に行くとか、みんなに新しい○○を買うとか…はっきり行って塾や家庭教師に

 

何ヶ月も無駄に払ってしまうより、そこでお金を使ったほうが絶対に良いです。

 

安易な方へ逃げないこと

数学克服を頑張る気になって最初は良いのですが、だんだんきつくなってくると本来の目的を忘れて、

 

やっぱり塾に行けばなんとかなるかも…

 

家庭教師にお願いしようかな…

 

と考えてしまうことがあります。そんなときはもう一度考え直して下さい。塾や家庭教師の本質を考えて下さい。

 

そして、今回の克服のチャンスを逃したら

 

絶対に

 

二度と

 

何も克服はできない

 

と考えて下さい。人生の長さで考えれば、たった1ヶ月の苦手克服を挫折してしまう様であれば、今後は嫌なものから全て逃げ出してしまうでしょう。数学に限らず、全てからです。逆に、

 

1ヶ月を乗り越えた経験というのは、必ず役に立ちます。それは乗り越えた本人にとっても家族にとっても大きな自信と糧になります。

 

周囲に公言して逃げ場をなくすのもありです。自分は数学の苦手を克服するんだと言いふらすのです。周りに言うことで周囲の人たちも協力してくれるかもしれません。メールや誘いを控えてくれたり、一緒に問題を解いてくれたり。

 

とにかく、数学の克服から目を反らさないことです。

 

以上が苦手克服の心構えです。いかがでしょう?本気でやってみようかなという気持ちになりましたか?それでは、私がおすすめする勉強の仕方を紹介していきます。
中学数学の苦手克服法

 





関連ページ

数学が苦手な子どもとは
なぜ、数学が苦手になるのか。数学を苦手とする子どもの多くが持つ共通点と、その改善方法を紹介します。
親の役割とは
苦手な数学を克服するために親がすべきこととは。塾や家庭教師に任せてはいけません。それらの指導方針を見極めたうえで、適切な学習環境を子どもに与えよう。
塾とはこういうところ
中学数学が苦手を克服するために塾に行くのはやめよう。塾の実態と本音を大手数学塾講師歴10年以上のKが徹底解説!
家庭教師はこういうもの
家庭教師で数学の克服はできるか。大手数学塾講師10年以上のKが家庭教師の特徴と数学克服法について徹底解説!
苦手克服と通信講座
数学の苦手を克服するために通信講座を利用することは意味があるのか。中学数学指導歴10年以上のKが徹底的に解説!
1ヶ月間の取り組み方
数学の苦手を克服する勉強法を大手塾数学講師歴10年以上のKが細かく解説。1ヶ月間の集中プログラムで誰でも数学を得意に変える!